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金大生コラム

金沢「学生」新聞について

金大に入学すると、金沢「大学」新聞と金沢「学生」新聞、この2種類があることがわかるだろう。前者は新聞会が作っているちょっと左に傾きかけている新聞。今回は後者(「G新聞」とする)にスポットを当ててみることにする。特に卒業した皆さん、自分は関係ないと思わないでね。

G新聞。これは他のコラムでも一瞬触れているように、「○理研」=某宗教団体が発行している新聞である。金大の場合はミニコミ誌風に、ここよりも遥かに役に立つようなキャンパス情報で溢れかえっているようだ。現役学部生の場合は、講義室の机の上に置いてあるのを自由に読んだり持ち帰ったりすることができる。人によっては取材を受けることがあるかもしれない。

しかし、問題なのは卒業してからだ。現在購読しているあるOBからの情報によると、「年間購読料は、1万円です。年、10回の発行です。私の場合、電話で勧誘がありました。私を「先輩、先輩」と呼ぶので、てっきり学生さんたちがアルバイトで作っているものだと思いました。以後、一年ごとに、更新の連絡が入り、そのつど、郵便振替で1万円ずつ送っています。」とのこと。どうやら他大の「学生」新聞とシステムが同じようだ。お試し購読で一部売り100円としている大学もあるようだ。また名刺広告と題して、さらに何万円かの寄付を募ることもあるようだ。

年間購読料が1万円(一号あたり1000円)にもかかわらず、なぜG新聞は存続できているのか。それは、紙面の内容が愛校心をくすぐるものだからだ。同氏によると、「私自身は、恩師などの連載が載っていて、なかなか読み応えのある、良心的な新聞だと思っていました。(今も、そういう評価をしています。)文章もしっかりしています」。このように、金大の近況をこれほどまでに細かく描写しているメディアが存在していないという事実が、彼らの強力な資金調達を可能にしているのだ。最低限の資金と組織力があれば、キャンパス中を駆け回って取材し紙面を作成できる。取材班の洗脳力もこれに加われば、通常よりも少ないコストでインタビューを取ってこれるだろう。これらにかかるコストよりも収益の方が遥かに多いと思われる。

最初から某宗教に寄付するつもりだったり、新聞自体の価値が1万円以上あると判断したりした人には別に何も言わない。ただ学外に編集局があり、購読料・広告料の全てが新聞製作のために使われるのではないということを知って購読するのと知らないで購読するのは違うと思うので、念のため。寄稿したりインタビューを受けたりするときもそこらへん考慮した方がいいかも。

←卒業生の方で、G新聞から電話やDMで勧誘を受けたことのある方、現在購読中の方は「情報提供フォーム」でご連絡ください。(メルアドも書いてくださると幸いです)

最終更新: 2003/04/23
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